04 // 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. // 06

福島第一原発「ホースに1センチの穴」――港湾内に汚染水流出  

東京電力は5月29日、福島第一原発の敷地内のタンクから3号機タービン建屋に移送中の汚染水がホースから漏れ、近くの排水路を通じて港湾内に流れ出ていたことが判明したと発表しました。

東電によると、ホースには直径約1cmの穴が開いていたということで、現在、港湾内への流出量を調べているということです。

移送していた汚染水は、地下貯水槽脇の漏えい検知用の穴からくみ上げたものなどということで、この地下貯水槽は2013年4月に漏えいが相次ぎ、汚染水の保管場所としては使用中止となっていたものです。

移送は5月27日午前9時から開始したということですが、29日午前10時すぎに作業員が漏えいを発見。移送を停止したことで漏れは止まりましたが、この3日間の移送量は計236トンだったということが分かっています。
このことからどれくらいの放射能汚染水が港湾内に流出したか調査しています。


【出典参考】2015年5月29日配信「共同通信」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

スポンサーサイト

[edit]

伊方原発―見切り発車はだめだ 

原子力規制委員会は、愛媛県伊方町に立地する四国電力伊方原発3号機について「新規制基準」に適合しているとの審査書案をまとめました。
九州電力川内原発、関西電力高浜原発に次ぐ3例目です。
今後、審査書が正式決定されれば、再稼働に近づくことになります。

しかし、伊方原発も川内や高浜と同様、基準をクリアしたとしても、取り組むべき課題は残っています。

一つは住民の避難計画。
伊方原発は海に突き出た佐田岬半島の付け根にあるため、一旦原発事故が起こって放射線が漏れた場合、半島部に住む住民約5000人が孤立する恐れがあるといいます。これに対し、驚くべきことに、県の避難計画は、船で県内か対岸の大分県へ向かうことになっているのです。南海トラフなどの巨大地震が危惧されていますが、はたして津波の心配はないのでしょうか?

たとえ大分へ船で渡れたとしても、定期船では避難完了に16時間半かかると言われています。自衛隊などの船を使えば4時間半で済むといいますが、津波がくればどうするのか、住民の不安は解消されていません。県が主導して、避難計画の実効性をより高めていく必要があります。

もう一つ、再稼働に対する地元同意の問題です。

同意の根拠となる安全協定を四国電力と結んでいるのは愛媛県と伊方町だけ。しかし避難計画づくりが義務づけられている30キロ圏内にはほかに愛媛県の6市町と山口県上関町が入ります。
同意対象を立地自治体のみにせず、少なくとも30キロ圏の自治体の意見を反映させる仕組みを四電と愛媛県は考えるべきだとの指摘があります。

3つめに活断層の問題があります。
規制委の審査では、原発の北約8キロにある国内最大級の活断層「中央構造線断層帯」での地震対策が焦点となりました。四電は基準地震動を引き上げて耐震策を強化しましたが、専門家から「想定が甘い」という声も出る始末です。

耐震設計の基礎となる基準地震動の妥当性は、高浜と川内に対する福井、鹿児島両地裁の判断が異なったように難しい問題です。なにせ国内最大級の活断層「中央構造線断層帯」の真上に立地するのですから。

見切り発車は断じて許してはなりません。


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

浜岡原発停止4年で維持費4000億円、電気料金に上乗せ 

世界一危険な中部電力浜岡原発が福島第一原発事故後、政府の要請で全面停止してから2015年5月14日で丸4年を迎えました。しかし、停止中でもランニングコストはすさまじくかかるもので、この間、年間約1000億円、4年で約4000億円の費用がかかっていたことが分かりましたが、これら維持費が電気料金に上乗せされ家庭や企業が負担しているという事です。
そこで、その内容を5月14日配信「中日新聞」の記事を転載させていただき、ご紹介します。


<浜岡維持に年間1000億円 きょう(5月14日)停止4年>

◆中電、再稼働を前提 消費者に負担転嫁

中部電力浜岡原発(御前崎市)が政府の要請で全面停止してから14日で丸4年を迎えた。この間、中電が再稼働を前提に浜岡原発維持のために年間1000億円規模、4年間で約4千億円の費用を投じていることが分かった。発電しなくても生じる巨額な原発の維持費は電気料金に上乗せされ、家庭や企業が負担している。

一方、電力需要がピークを迎える夏を控え、中電は今夏も供給力に余裕があり、5年連続して「浜岡抜き」で夏場を乗り切れる見通しだ。

原発は原子炉内を水が循環する冷却装置や制御用の電気系統など複雑なシステムが備えられ、放射性物質が外部へ漏れるのを防いでいる。配管や機器などの部品は1千万点を超えるとされ、いったん原発が完成すると、その補修や点検、除染などに毎年多額の費用がかかり、電力会社は毎年の企業決算で「原子力発電費」として計上している。

中電が4月に発表した2015年3月期決算によると、原子力発電費は1080億円。主な内訳は耐用年数に応じた減価償却費(218億円)、下請け企業への業務委託費(146億円)、修繕費(138億円)、原発部門の社員への給与などの人件費(74億円)など。

中電の有価証券報告書によると、原発停止以降、原子力発電費はほぼ同額で推移。浜岡原発が運転していた2011年3月期は1280億円で、その割に相当する年間1000億円が停止後も維持費として使われていた。これらは最終的に家庭や企業がまかなう形になっている。

浜岡原発は、福島事故後の地震や津波対策で海抜22メートルの防潮堤建設など総額3000億円を超える追加工事を実施中で、これらの費用も今後、維持費の一部に含まれる可能性が大きい。

中電広報部は本紙の取材に「将来にわたり安定的にエネルギーを確保していくためには原子力を引き続き重要な電源として活用することが不可欠」とし「原子力発電費は今後の浜岡原発運転に向けての必要な維持管理費だと考えている」とコメントした。

中電管内(愛知、岐阜、三重、静岡、長野各県)では浜岡原発停止後の過去四年間、電力供給に目立った支障は出ていない。今夏も供給余力を示す予備率は例年並みの暑さで9・6%と、安定供給の最低ラインとされる3%を大きく上回る計画。電力需給が逼迫(ひっぱく)する他電力管内へ電気を融通してもなお一定程度の余力が確保できるとみている。

hamaokagenpatsu2.jpg


hamaokagenpatsu1.jpg

■【浜岡原発】1976~2005年に5基が次々と運転を始めた中部電力唯一の原発。運転期間が30年を超えた1、2号機は09年から廃炉作業に入っている。南海トラフ大地震の震源域に立地し、3~5号機は福島第一原発事故後の11年5月14日に菅直人首相(当時)の要請で完全停止した。3号機は出力110万キロワット、4号機は113・7万キロワット、5号機は138万キロワットで、中電の電力供給力の1割程度を占めた。


【出典参考】2015年5月14日配信「中日新聞」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda



[edit]

川内原発1号機「再稼働」は7月下旬、2号機は9月下旬――九電 

九州電力は5月25日、鹿児島県薩摩川内市の川内原発1号機をこの7月下旬にも再稼働させると発表しました。九電では発電開始を再稼働と定義しています。

九電は同日、1号機の再稼働時期の見直しなどを規制委に届けました。1号機は6月中旬に核燃料の装荷作業を開始。営業運転の開始は8月下旬の予定といいます。

また、2号機については9月下旬の再稼働を目指し、原子力規制委員会に使用前検査を申請しました。

再稼働前の最終手続きである2号機の使用前検査は6月10日に開始する予定で、1号機は2号機の一部設備を共用しているため、共用設備の検査を優先するよう規制委に求めたということです。


【出典参考】2015年5月25日配信「共同通信」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

事故時被ばく線量の上限を250ミリシーベルトに引き上げ  

原子力規制委員会は5月20日、原発で過酷事故が起きた際に収束作業に当たる作業員らの被ばく放射線量の限度に関する法令の改正案をまとめました。
それによると、現行の上限は100ミリシーベルトですが、250ミリシーベルトに引き上げるとしています。

東京電力福島第一原発事故では高い放射線量下で緊急作業に当たるため、政府が特例措置として一時的に上限を250ミリシーベルトに引き上げました。被ばく量の見直しについては専門家らの間からは3箇所の原発再稼動に向けての動きという声が上げられており、規制委は見直しを急いでいたものです。

250ミリシーベルトへの引き上げは、免疫機能の低下を確実に予防できるレベルとする厚生労働省の報告書や海外の事例を根拠としたといいますが、作業員に危険を強いる安全基準の緩和であることには間違いありません。

同委員会の田中委員長はこの上限見直しについて、自然災害によって引き起こされた原発事故の場合を想定したものと説明。新たな被ばく量上限は2016年4月に発効するとしています。


【出典参考】2015年5月20日配信「共同通信」など


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

ツバメの異常に見る福島第一原発事故の放射性物質の影響(2) 

昨日に引き続き、今度は2015年4月26日付け「日経新聞」から「日本野鳥の会」の報告をご紹介します。(サイト管理者)


※ 以下、転載はじめ↓


(2)2015年4月26日付け「日経新聞」から


<ツバメの白斑 放射性物質が影響? 断言できず 調査拡大へ>

原子力発電所事故による放射性物質によって野鳥の生態にも悪影響が生じているのだろうか。日本野鳥の会(柳生博会長)などが地道な調査を続けている。これまでにツバメに小さな白斑が現れたとの報告があるが、現状では放射性物質のせいだと断言はできない。
ウクライナのチェルノブイリ原発事故の周辺では数年たってから、ツバメの羽毛が部分的に白くなる現象や左右の尾羽の長さが不均一になる例が報告された。
野鳥の会が2013年夏に福島市や飯舘村、南相馬市などで調べたところ、81羽のツバメのうち8羽(約10%)で、のどの下あたりに白斑がみられた。14年の調査でも151羽の11羽(約7%)に白斑があった。
比較のため東京都多摩地区でも調べた結果、13年は67羽で1羽も白斑はみられず、14年は48羽のうち1羽だけに白斑がみられた。
ただ14年に新潟県上越地区でも調査したところ、44羽中で7羽(約16%)の高い頻度で白斑が確認された。このため白斑は「現状では放射線以外の影響も考えられる」と、野鳥の会自然保護室の山本裕チーフは話す。
ツバメの巣では高濃度の汚染が見つかっている。飯舘村にあった巣が1キログラムあたり5万3千ベクレル(セシウム134と137の合計)だったのを最高に、同1千ベクレル以上の巣がいくつもあった。
環境省の調査では、138万ベクレルもの放射性セシウムを含む例も報告されている。巣の汚染はツバメが放射性物質を含む泥や小枝を巣づくりに使うためだ。
野鳥の会では、今年も調査を続けるとともに、成鳥から少量の血液を採取し白血球の数や形状も調べたいとしている。
またツバメは渡り鳥で冬期は台湾やフィリピンなどで暮らす。福島で被曝(ひばく)した個体が翌年、福島以外の場所に渡ってくる可能性もあり、一貫した調査が難しい。野鳥の会では「シジュウカラなど一年を通して同じ地域で生活する留鳥にも調査対象を拡大していく」(山本チーフ)としている。
放射線が通過した痕跡が残る蛍石を足輪に付けて、半年後に回収して個体ごとの被曝線量を把握する試みも検討している。線量計は重くて装着できないが、小さくて軽い蛍石なら可能だ。
ツバメに白斑が生じる原因や仕組みはナゾだ。白斑出現がツバメの生態や寿命に影響するのかどうかもわかっていない。観察の継続と生理学的なデータの収集が必要だ。

【出典】2015年4月26日付け「日経新聞」

■公益財団法人「日本野鳥の会」ホームページ
http://www.wbsj.org/activity/conservation/research-study/radioactivity/situation_tsubame201305/


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

ツバメの異常に見る福島第一原発事故の放射性物質の影響(1) 

2011年3月の福島第一原発事故から4年2ヵ月が過ぎようとしていますが、この間、日本全土に放出された放射性物質による影響が心配になっています。
それはチェルノブイリ原発事故でも事故後5年経って健康上の様々な影響が出て来ているという報告があるからです。
ここ最近でも福島県の当時18歳以下の県民の「甲状腺検査」の結果で、原発事故の因果関係は不明ですが、心配な情報も出ています。
こんな中、2015年5月23日配信「NHK NEWS WEB」で山階鳥類研究所の調査結果を報道.。また、公益財団法人「日本野鳥の会」もツバメを取り巻く放射性物質の状況についての調査結果を発表しています。
これら、ツバメの調査は、チェルノブイリ原発事故で、放射性物質の影響によりツバメに部分白化や尾羽に長さが均一でないというような異常が生じたと報告されているからです。
そこで、この2015年5月23日配信「NHK NEWS WEB」と2015年4月26日付け「日経新聞」、さらには「日本野鳥の会」ホームページの記事を転載させていただき、2回にわたってご紹介します。(サイト管理者)


※ 以下、転載はじめ↓


(1)2015年5月23日配信「NHK NEWS WEB」から


<ツバメの巣広範囲で放射性物質>

原発事故による鳥類への影響を調べようと山階鳥類研究所が21の都道府県で採取されたツバメの巣を調べたところ13の都県で放射性物質が検出され、研究所ではツバメの繁殖に変化がないか今後も調査を続ける必要があるとしています。
千葉県我孫子市にある山階鳥類研究所は平成23年から翌年にかけて、野鳥の愛好家の協力を得られるなどした21の都道府県でツバメの巣を197個採取し分析を行ってきました。
その結果、巣を採取していない栃木県以外の関東のすべての都県と、東北から北陸、中部地方にかけての合わせて13の都県で採取された150個の巣から原発事故に由来すると見られる放射性セシウムが検出されたということです。
福島県では、92個の巣のすべてで検出されたほか、福島第1原発から370キロ余り離れた静岡県内でも検出されたということです。
ツバメは土や木の葉などを材料に巣をつくりますが、研究所によりますと巣の放射性セシウムの濃度は周辺の土壌の濃度に比例する傾向がみられるということです。
研究所は放射性物質による鳥類への影響はまだよく分からないことも多いとして、ツバメの繁殖に変化がないか今後も調査を続ける必要があるとしています。


【出典】2015年5月23日配信「NHK NEWS WEB」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

甲状腺がん、5人に 

東京電力福島第一原発の事故で、当時18歳以下だった県民を対象に実施している「甲状腺検査」について、福島県は5月18日、有識者検討委員会の会合で2巡目の検査結果を発表、3月末現在15人が甲状腺がんやその疑いと診断されたことを明らかにしました。
このうち、手術を受けてがんと確定したのは5人でした。

15人のうち14人は1巡目の検査で「異常なし」と判定されていた人でした。

記者会見で検討委の星北斗座長(県医師会常任委員)は、原発事故の影響とは考えにくいとの見解を維持しながら「多いとか少ないとか議論する段階ではない」と述べ、2巡目が終わった後に改めて評価するとの考えを示しました。

2巡目の検査は、事故当時、母親のおなかにいた子どもを新たに対象に加え、昨年4月から実施。約38万5000人のうち、約12万2000人の結果が確定したことになります。

県は同時に1巡目の結果も発表。3月末現在で112人が甲状腺がんやその疑いがあると診断され、がんが確定したのは98人。受診率は81.5%ということです。


【出典参考】2015年5月21日付け「しんぶん赤旗」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

福島第一原発2号機の「ベント」は失敗――東電、調査結果発表 

東京電力は5月20日、福島第一原発事故で2号機の原子炉を覆う格納容器から圧力を逃がす「ベント」と呼ばれる排気作業が失敗していた可能性が高いと発表しました。

配管の放射線量を調べたところ、放射性物質が通過していないとみられるということが分かったためです。

2号機では、2011年3月13~14日、複数ある弁が開けられましたが、「ベント」に成功したかどうか分からないまま、格納容器から直接、大量の放射性物質が漏れていたというのです。

昨年10月、原子炉建屋にロボットを入れ、ベント配管がある部屋で放射線量を調べたところ、配管のうち、圧力が高まると裂ける「ラプチャーディスク」と呼ばれる板がある付近の放射線量は、毎時0・08~0・30ミリシーベルトと低かったことが判明。格納容器側にある弁の周囲も毎時0・15~0・70ミリシーベルトでした。
一方、ベントに成功した1号機と共用している排気筒の近くでは、毎時10シーベルト超の高い放射線量が計測されています。

東電が弁を開けた時点では、板が裂けるほど格納容器内の圧力が高くなく、その後、14日午前11時にあった3号機の水素爆発で一部の弁が閉まってしまい、「ベント」できずじまいだったとみられるということです。

東電は事故で解明できていない部分の調査を続けていますが、結果の公表は2013年12月と昨年8月に続き今回で3回目。
しかし、東電が事故から4年2ヵ月経た今になって「ベントに失敗していたため大量の放射性物質が流出していました」などと言われても、少なからず被曝しているだろう私たち住民は、この怒りをどこに向けたらいいのでしょうか?(サイト管理者)


【出典参考】2015年5月20日配信「朝日新聞デジタル」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

東電、原発の燃料である「ウラン」在庫売却へ 

東京電力が原発の燃料であるウラン燃料の在庫の一部を売却し、東日本大震災時の水準まで減らす方針を固めたことが5月18日に判明しました。

2015年度の収支計画で、売却するウランの半分程度の売却額を123億円と見込んで織り込んだもので、残りも2015年度中の売却を目指すとしています。

東電は福島第一原発事故後に保有する原発が全て停止し、ウラン燃料を消費していませんでした。原発の再稼働のめどが立たず、ウランの管理や貯蔵には多額の費用がかさむため、在庫を減らして経費削減につなげる考えです。


【出典参考】2015年5月18日配信「共同通信」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

浜岡原発停止4年で維持費4000億円、電気料金に上乗せ 

世界一危険な中部電力浜岡原発が福島第一原発事故後、政府の要請で全面停止してから2015年5月14日で丸4年を迎えました。しかし、停止中でもランニングコストはすさまじくかかるもので、この間、年間約1000億円、4年で約4000億円の費用がかかっていたことが分かりましたが、これら維持費が電気料金に上乗せされ家庭や企業が負担しているという事です。
そこで、その内容を5月14日配信「中日新聞」の記事を転載させていただき、ご紹介します。


<浜岡維持に年間1000億円 きょう(5月14日)停止4年>

◆中電、再稼働を前提 消費者に負担転嫁

中部電力浜岡原発(御前崎市)が政府の要請で全面停止してから14日で丸4年を迎えた。この間、中電が再稼働を前提に浜岡原発維持のために年間1000億円規模、4年間で約4千億円の費用を投じていることが分かった。発電しなくても生じる巨額な原発の維持費は電気料金に上乗せされ、家庭や企業が負担している。

一方、電力需要がピークを迎える夏を控え、中電は今夏も供給力に余裕があり、5年連続して「浜岡抜き」で夏場を乗り切れる見通しだ。

原発は原子炉内を水が循環する冷却装置や制御用の電気系統など複雑なシステムが備えられ、放射性物質が外部へ漏れるのを防いでいる。配管や機器などの部品は1千万点を超えるとされ、いったん原発が完成すると、その補修や点検、除染などに毎年多額の費用がかかり、電力会社は毎年の企業決算で「原子力発電費」として計上している。

中電が4月に発表した2015年3月期決算によると、原子力発電費は1080億円。主な内訳は耐用年数に応じた減価償却費(218億円)、下請け企業への業務委託費(146億円)、修繕費(138億円)、原発部門の社員への給与などの人件費(74億円)など。

中電の有価証券報告書によると、原発停止以降、原子力発電費はほぼ同額で推移。浜岡原発が運転していた2011年3月期は1280億円で、その割に相当する年間1000億円が停止後も維持費として使われていた。これらは最終的に家庭や企業がまかなう形になっている。

浜岡原発は、福島事故後の地震や津波対策で海抜22メートルの防潮堤建設など総額3000億円を超える追加工事を実施中で、これらの費用も今後、維持費の一部に含まれる可能性が大きい。

中電広報部は本紙の取材に「将来にわたり安定的にエネルギーを確保していくためには原子力を引き続き重要な電源として活用することが不可欠」とし「原子力発電費は今後の浜岡原発運転に向けての必要な維持管理費だと考えている」とコメントした。

中電管内(愛知、岐阜、三重、静岡、長野各県)では浜岡原発停止後の過去四年間、電力供給に目立った支障は出ていない。今夏も供給余力を示す予備率は例年並みの暑さで9・6%と、安定供給の最低ラインとされる3%を大きく上回る計画。電力需給が逼迫(ひっぱく)する他電力管内へ電気を融通してもなお一定程度の余力が確保できるとみている。


■【浜岡原発】1976~2005年に5基が次々と運転を始めた中部電力唯一の原発。運転期間が30年を超えた1、2号機は09年から廃炉作業に入っている。南海トラフ大地震の震源域に立地し、3~5号機は福島第一原発事故後の11年5月14日に菅直人首相(当時)の要請で完全停止した。3号機は出力110万キロワット、4号機は113・7万キロワット、5号機は138万キロワットで、中電の電力供給力の1割程度を占めた。


【出典参考】2015年5月14日配信「中日新聞」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

基準の2400倍のストロンチウム等を採取―福島第一2号機 

東京電力は5月15日、福島第一原発2号機の放水路上流で13日に採取した水から、「ストロンチウム90」などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり7万3000ベクレルの高濃度で検出されたと発表しました。

東電によると、今回検出された放射性物質の濃度は、同地点で4月6日に検出された1リットルあたり1100ベクレルの濃度の約70倍だったとしていますが、今回は「法定基準」である30ベクレルの実に2400倍となっており重大問題です。

しかし東電は、港湾付近の海水の濃度には変動がなく、外部への影響はないとしています。
現在、同じ地点で再び採取した水を調べるなどして原因の特定を急いでいます。


【出典参考】2015年5月15日配信「産経ニュース」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

原発「最安」変わらず?! 2030年発電コスト 

経済産業省は5月11日、有識者会合を開き、2030年時点の発電コストを電源ごとに再検証した報告書を大筋で承認しました。

報告書では、原発のコストを1キロワット時当たり少なくとも10.3円とし、火力や太陽光など他の電源との比較で最も低くなったと発表しました。

発電電力量の最新の見通しを踏まえ、4月に示した原案の10.1円から修正しました。
東京電力福島第一原発事故後の「新規制基準」に沿った安全対策の費用を反映し、2011年に試算した8.9円から引き上げましたが、安全対策の強化によって事故の頻度が下がるとして上乗せ額は1.4円にとどめた形です。

一方、火力は石炭が12.9円、液化天然ガス(LNG)は13.4円とし、燃料高を見込んで2011年試算よりいずれも引き上げました。

また、再生可能エネルギーでは、太陽光が12.5~16.4円に、風力が13.6~三34.7円、地熱が一16.8円とし、割高なコストが引き続き導入拡大に向けた課題になるとの認識を示しました。

政府はこうした再検証結果を踏まえ、2030年時点で目指す電源構成比率に関し原発を「20~22%」、再生エネを「22~24%」などとする案を固めました。与党との調整を経て最終決定する考えです。

これに対して、38都道府県の市区町村長や経験者108人でつくる「脱原発をめざす首長会議」は政府案が自民党の政権公約と食い違っていることや、原則40年の運転期間を超えた稼働を前提としていることを批判し、反対する「緊急決議」を採択しています(5月13日付け当ブログ)。


【出典参考】2015年5月11日付け「東京新聞」夕刊


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda


[edit]

川内原発「再稼働」阻止を訴え「九州縦断デモ」鹿児島を出発 

九州電力川内原発の再稼働阻止を訴え5月16日、あいにくの雨の中、鹿児島市を起点に九州を歩いて福岡市の九州電力本店を目指して縦断するデモ隊が約30人でスタートしました。

これは九州全体で再稼働阻止の世論を盛り上げようと、鹿児島市の市民団体「ストップ再稼働!3・11鹿児島実行委員会」が計画したものです。
距離は福島第一原発事故を忘れないようにと、2011年3月11日にちなんだ311キロに設定。日替わりで20人ほどが参加し、国道3号を北上して、12日間かけて福岡市の九電本店を目指します。
5月27日に九電本店に到着したら、住民説明会の開催を求める10万人分の署名を提出するとしています。

同実行委の向原祥隆事務局長は「雨にも灼熱の太陽にも負けず歩き通し、再稼働の危険性を訴えたい」と話しています。


【出典参考】2015年5月16日配信「西日本新聞」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

志賀原発「活断層、否定できず」と規制委調査団が結論―「再稼働」極めて困難に 

原子力規制委員会の専門家調査団は5月13日、石川県にある北陸電力志賀原発の敷地内の「破砕帯」(断層)について、「活動性を否定できない」との意見で一致しました。断層の一部が原子炉建屋直下にあることもあって、このことから志賀原発の再稼働は極めて困難になったと思われます。

調査団の会合では、北陸電力が提出した建設当時の断層のスケッチや、断層モデルのシミュレーション結果を議論し、敷地内に8本ある「破砕帯」のうち、1号機建屋直下を走る「破砕帯(S-1)」について、4人の有識者が「断層による変位がみられる」「活動性があると考えるのが妥当だ」との指摘で一致しました。

1号機と2号機のタービン建屋直下を南北に走る「破砕帯(S-2、6)」についても、「活断層の可能性がある」という意見が相次ぎました。
調査団座長の石渡明委員は「断層の活動を示す証拠は見つかっていない」としながらも、「活断層の可能性は否定できないという点で、一致している」と結論づけ、次回会合で「評価書案」をまとめるとしました。

この会合を受けて、北陸電力の金井豊副社長は「当社の主張が認められず残念。直近のトレンチ(試掘溝)調査の結果が反映されておらず、事実誤認と仮定に基づく推論が多かった」と不満をあらわにしたということです。



【出典参考】2015年5月13日配信「産経新聞」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

「もんじゅ」点検漏れぐだぐだ、田中規制委委員長「もう話するのも嫌」 

福井県にある日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」で大量の機器点検漏れが見つかった問題で、原子力規制委員会は5月13日の定例会合で、原子力機構が再発防止策などをまとめた「報告書」について論評し、「信頼性に疑問を抱く」などと指摘して見直しを求めました。

規制委の田中俊一委員長はこの日の会合で、「もう話をするのも嫌になるくらい、いろいろな問題が起きている」と日本原子力研究開発機構側の対応を非難しました。

「もんじゅ」は現在、規制委から運転再開の準備停止命令を受けており、日本原子力研究開発機構は昨年末、再発防止策などをまとめた「報告書」を提出していました。

しかし、規制委が3月に保安検査を行った結果、冷却水を通す配管の劣化具合を点検する方法などが不適切だったことが判明したことから、原子炉等規制法に基づく保安規定違反と認定していました。

 
【出典参考】2015年5月13日配信「読売新聞」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

米海軍横須賀基地の原子力空母交代は「原発再稼働に匹敵」 

神奈川県横須賀市の在日米海軍は、2008年9月25日に横須賀基地を母港として配備された原子力空母ジョージ・ワシントンを、この夏、原子力空母ロナルド・レーガンに交代させると発表しています。

両艦にはそれぞれ2基の原子炉が積載されていますが、その2基の出力は福島第一原発の1号機と同規模で、地震や津波での放射能事故の危険性が指摘されています。

このことについて「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」は、「(交代は)原発の再稼働に匹敵する提案」だとして、市民の意思を問う必要性を訴え、①万人市民アンケートの実施など3つのアクション(行動)を提起し、5月10日午後5時からヴェルクよこすかで、スタート集会を開きました。

同会共同代表の呉東正彦弁護士は「原発の稼働ゼロの日本の中で唯一、しかも首都圏で動き続けてきた原子炉を後退しようというものだ。後退されれば、さらに20年、30年も稼働が続く。この問題をスルーしてはならない」と強調しました。


【出典参考】2015年5月10日付け「しんぶん赤旗」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

政府の「原発比率20~22%」に自治体首長らが「緊急反対決議」 

38都道府県の市区町村長や経験者108人でつくる「脱原発をめざす首長会議」は5月10日、兵庫県宝塚市で第4回年次総会を開きましたが、この中で2030年の電源構成比率で原発を20~22%とする政府案に反対する「緊急決議」を採択しました。

同内容の申し入れ書を今月中にも安倍晋三首相らに提出するとしています。

「緊急決議」では、政府案が自民党の政権公約と食い違っていることや、原則40年の運転期間を超えた稼働を前提としていることを批判しています。

総会には日本原子力発電東海第2原発がある茨城県東海村の村上達也前村長ら14人が参加しました。


【出典参考】2015年5月10日配信「共同通信」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

福島第一原発3、4号機周辺で放射性物質検出、過去最高を更新 

4月29日、福島第一原発の3号機海側の観測用井戸2ヵ所の地下水から「トリチウム(3重水素)」がそれぞれ1リットル当たり3500ベクレルと同360ベクレル検出され、いずれも過去最高値を更新しました。

また、5月4日には、3、4号機の取水口間と、4号機東側で採取した港湾内の海水から全ベータ(「ストロンチウム90」などベータ線を出す放射性物質)が同800~810ベクレル検出され、いじれも過去最高値を更新しました。


【出典参考】2015年5月10日付け「しんぶん赤旗」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

福島第一、20ミリシーベルト超被ばくが1.5倍 

東京電力福島第一原発で2014年度に働いた作業員のうち、被ばく線量が20ミリシーベルトを超えたのは992人で、2013年度に比べて1.5倍に増加したことが5月9日、東電の資料で分かりました。

東電によると、2014年度に被ばく線量が20ミリシーベルト超だったのは、東電社員が11人、関連企業の作業員が981人という比率でした。

被ばく線量の最大は東電社員で29.5ミリシーベルト、関連企業の作業員で39.85ミリシーベルトでした。

これは2013年度と比べると、20ミリシーベルト超だったのは660人で、うち東電社員は31人、関連企業の作業員は629人でした。

両年とも被ばくは外部被ばくによるものでした。

なお、被ばく作業員の数は、2014年度が2万695人、2013年度が1万4746人。平均被ばく線量は、2014年度が4.99ミリシーベルト、2013年度が5.25ミリシーベルトでした。

これは福島第一原発の総被ばく線量を示す「集団線量」に換算すると、2014年度は前年の2013年度比で33%増えた形です。2012年度と2013年度はいずれも対前年比で減少していましたが、2014年度は増加に転じました。

これは2014年度の作業員が前年に比べて大幅に増加しており、これが一因となっていると思われます。ただし、20ミリシーベルト超の高線量被ばくの増加率は、被ばく作業員全体の増加率より増えており、東電はこの点について「線量の高い建屋周辺での除染やがれき撤去などの作業が増えていることも要因」ではないかとしています。

今後、このペースが続けば、長期の連続勤務ができない人が増える恐れがあることになります。

また2014年度は、福島第一原発で死傷したり熱中症にかかった作業員数も2013年度の2倍の64人に上っています。


【出典参考】2015年5月10日付け「しんぶん赤旗」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

川内原発再稼働差し止め却下に即時抗告  

鹿児島県薩摩川内市にある九州電力川内原発1、2号機の再稼働を巡り、運転を禁じる仮処分の申し立てを却下した鹿児島地裁の決定を不服として、申立人の鹿児島など3県の住民12人が5月6日、福岡高裁宮崎支部に即時抗告しました。

鹿児島地裁は4月22日の決定で、再稼働の前提となる「新規制基準」と原子力規制委員会の審査のいずれも「不合理な点は認められない」と判断。川内原発の耐震安全性に問題はないと認定していました。

住民側は即時抗告の申立書で「福島第一原発事故とその被害を直視せず、行政追随の旧態依然とした判断」と地裁決定を批判し、改めて運転差し止めを求めたものです。



【出典参考】2015年5月6日配信「朝日新聞デジタル」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

原発被害者が初の全国組織を設立 

東京電力福島第一原発事故で国や東電に被害救済を求め提訴した原告団や、国の原子力損害賠償紛争解決センターに「裁判外紛争解決手続き(原発ADR)」を申し立てた住民らが、連携を図るための初めて全国組織「原発事故被害者団体連絡会」を設立することを決めました。
連絡会に参加する原告団の長谷川健一さんらが5月8日、福島県庁で記者会見し明らかにしました。



【出典参考】2015年5月8日配信「毎日新聞」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

「核予算を国民生活へ回せ」――米下院議員が法案提出 

米国の首都ワシントン選出の民主党下院議員である江レノア・ノートン氏は、このほど米政府に対し「核兵器廃絶に向けて交渉し、核兵器向けの予算を国民生活の向上に充てるよう求める法案」を議会に提出しました。

これは「2015年核兵器廃絶、経済・エネルギー転換法案」と題する法案で、米政府に対し、①核兵器を無力化、解体する国際合意を2020年までに交渉する、②核兵器向けの予算を住宅、医療、社会保障、環境など国民生活やインフラ整備のために使う、③核分裂物質や放射性廃棄物を管理し、原子力に頼らないエネルギー源へ転換する―ことを求めています。

ノートン氏は、法案提出に際して発表した「声明」(4月22日)の中で、「い級の未来にとって核兵器による戦争ほど深刻な脅威はない。米国がイランから核の脅威を取り除こうとしている中で、米国自身がもはやムダに多くある核弾頭を減らして範を示し、核兵器のない世界の実現へ行動するべきだ」と指摘しています。

ノートン氏は同趣旨の法案を1994年以来毎回、議会に提出しているということです。


【出典参考】2015年5月6日付け「しんぶん赤旗」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

鹿児島地裁「川内原発」差し止め却下、でも事実認定に問題発覚 

「東京新聞」は5月5日配信のWEB版で、九州電力川内原発1、2号機の再稼働差し止めを却下した鹿児島地裁の決定内容について検証したところ、主な論点とされた「避難計画」や「巨大噴火リスク」に関する事実認定に大きな問題のあることが浮かび上がったと発表しました。 

鹿児島地裁は先月(4月)22日に同原発1、2号機が、原発の「新規制基準」に不合理な点はなく、避難計画の具体化や物資の備蓄も進み、多数の専門家が巨大噴火の可能性は小さいとしているなどとして、住民らの訴えを退けました。

しかし、この地裁決定には、いくつもの疑問点があると今回指摘したものです。

一つは、30キロ圏の住民は、地区ごとに避難先が指定されていますが、風向きによっては放射能汚染で使えなくなる可能性がある点です。地裁は、県が調整システムを整備し、迅速な避難先の変更に備えているとして認定していました。

しかし、県の取材では、これは風向きの入力で避難先施設の候補がリスト化される程度のものでした。必要な人数を収容できるかということや、汚染状況は一件一件、現地とやりとりする必要がありますし、入院患者らの避難先についても、病院の空きベッド数データがないため地道な確認が必要となっているのです。

一方、半年前に避難者受け入れに向けた計画ができていなかった鹿児島県霧島市など12市町への取材では、指定先の学校や公民館などへの説明や、避難所の運営方法などの協議はいずれもされていませんでした。

さらに、巨大噴火への備えについては、地裁は九電の火山監視の手法や能力に「専門家から異論はなかった」と問題ないと評価していましたが、専門家とされた当の東大地震研究所の中田節也教授らからは「曲解された」「事実誤認だ」との声が上がっています。

住民側はこうした疑問点から、近く福岡高裁宮崎支部に抗告する予定だということです。


【出典参考】2015年5月5日配信「東京新聞」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

福島原発の「汚染水廃液容器」の約14%で漏れ発覚 

東京電力福島第一原発で、汚染水を処理した際に発生する放射性廃棄物を入れた専用容器について、点検したうち1割超の容器から放射性物質を含む廃液が漏れていたことがこのほど分かりました。

漏れが見つかった容器は、汚染水から放射性物質を取り除く「多核種除去設備『ALPS』(アルプス)」の処理後に出る汚泥や廃液を入れるもので、直径約1.5メートル、高さ約1.9メートルの円筒形で、容量は約3トンといいます。

東電が、第一原発構内の容器1354基のうち105基を抜き取り調査したところ、約14%にあたる15基で漏れやにじみが見つかったということです。

この容器は、東電社員が4月上旬に行った点検中に、容器下の床面やふたに水がたまっているのを発見。容器上部にある内部のガスを抜く穴から廃液が漏れていることが分かったといいます。東電は、水素などのガスが廃液中にたまって容器内の容積が増し、ガス抜き用の穴から漏れたとみています。

漏れた廃液の放射性セシウム濃度は1リットル当たり最大約9000ベクレル、ベータ線を出す放射性物質は同390万ベクレルと、それぞれ高い濃度だったことが分かっています。

しかし、容器は第一原発敷地内にあるコンクリート製の施設で遮蔽されており、東電の白井功原子力・立地本部長代理は「廃液が敷地外に漏れることはない」と話しています。

これら容器は使用前に落下試験などは実施しているそうですが、実際の廃液を入れる試験はしていなかったということです。東電は「ガス抜き用の穴から中身が漏れ出すことは想定外だった」と釈明しました。

今後は、中に入れる廃液の量を現在よりも約10センチ低くするなどして漏れを防ぐとしています。ただ、アルプスの処理を続ける限り汚泥や廃液が発生するため、今後も容器の数は増えることから、保管場所の確保や約20年間の耐用年数を超えた後の劣化の問題も懸念されます。放射性廃棄物の管理の難しさを改めて示した格好です。

原子力規制庁の担当者は「漏れた水は同原発内の汚染水の中で最も濃い。数も多いので早期の対策が必要」と指摘。容器周辺は放射線量が高くなっているため、確認作業などにあたる作業員の被ばく管理の徹底を東電に求めるとしています。



■【多核種除去設備「ALPS」】=東京電力福島第一原発事故処理で発生する高濃度の放射性物質を含む汚染水から、放射性物質を除去する設備のこと。放射性セシウムを除いた後の汚染水を、活性炭や樹脂などを入れた吸着塔に通し、汚染水に含まれる63種類の放射性物質のうち、「トリチウム」以外の62種類の放射性物質を取り除くことができる。現在、3設備が試験運転中で、3設備で1日当たり計約1500トンを処理している。


【出典参考】2015年5月5日配信「毎日新聞」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

武田鉄矢の「テレビ放映を短縮する覚悟ないなら原発に反対するな」発言(3) 

昨日に引き続き、2015年4月21日配信の「本と雑誌の知を再発見『LITERA』」(田部祥太氏)から「武田鉄矢氏の発言」について、転載させていていただき紹介します。(サイト管理者)


 また、石油とならんで火力発電の燃料である液化天然ガス(LNG)のほうは値上がり傾向にあるといわれるが、こちらも価格は原油価格に少し遅れて連動するシステムのため、もう少しすると、値下がりトレンドに入るのは確実だ。

 しかも、このLNGについては、日本の電力会社が安く買う努力を怠ってきたという問題が隠されている。電力料金は原料価格の上昇分を丸ごと上乗せできる総括原価方式であるため、「安定供給」の大義名分のもと、そのほとんどを長期買い付け契約、売り手の言い値で買ってきた。その結果、日本の電力会社のLNG購入価格はイギリスの数倍にものぼっている。


 逆に、原発のコストパフォーマンスがいいというのも真っ赤な嘘だ。原発の建設費はバカ高く、しかもそこに、核燃料サイクルや核のごみの最終処分、廃炉などの費用などがかかり、その金額は10兆円以上にのぼるのだが、電力会社のコスト計算にはそれは入っていない。

 これ以外にも、原発を受け入れた自治体への交付金やら原発の研究機関への研究費、核燃料税、そして国の機関の人件費など、毎年4000億円以上の金がかかっている。

 さらに、福島原発事故を受けて、再稼働には新しい規制基準を満たさなければならないが、その対応にも膨大な金額がかかる。電力会社は1兆円と試算しているが、この試算には「配管の多重化」など含まれていないものも多く、実際はその数倍はかかるのではないかと言われている。さらに、福島原発事故の結果、損害保険の保険料が数百倍にも跳ね上がると言われている。これのどこがコストパフォーマンスがいいのか。

 また、コストのことを反論すると、原発推進派はふだんは絶対に考えてもいないくせに環境の問題や将来の資源枯渇の問題を持ち出す。しかし、だったらなおさら、再生可能エネルギーの普及政策を進めるべきだろう。
 
 ところが、電力会社は昨年、再生可能エネルギーの買い取り見直しを発表。太陽光発電の固定価格買い取り制度(FIT)は2009年からスタートしたが、電力会社は買い取る上限を設けると言い出した。この裏側には、電力会社と政府が一丸となって進める原発再稼働の問題が潜んでいるのは明らか。この2月に安倍首相は「再生可能エネルギーの最大限の導入を進める」と国会で述べていたが、本気で取り組むつもりなどさらさらないのだ。

 ようするに、電力会社や政府、専門家などは原発の既得権益を守りたいということが最大の目的であり、そのためにわざと原発に依存する体制をつくり上げようとしているだけなのだ。これは、福島原発事故を引き起こした原子力ムラの利権構造の完全復活である。

 そして、これはマスコミも同様だ。彼らは電力会社の広告漬けになり、電力会社に仕事を世話してもらうという利権を守るために、再び原発の必要性を唱え、反原発の意見を封じ込め始めた。その最たるものが、武田鉄矢の「テレビが1日6時間放送をやめる覚悟がないなら原発再稼働反対をいうべきではない」発言だろう。

 この発言自体は前述したようになんの根拠もないが、背景に「原発の再稼働が止められたら自分たちの既得権益がおびやかされる!」という恐怖があることはひしひしと伝わってくる。

「決して損得だけで物事を考える人間になるな!」って、金八先生は言っていましたがね。
(田部祥太)


【出典】2015年4月21日配信「本と雑誌の知を再発見『LITERA』」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

武田鉄矢の「テレビ放映を短縮する覚悟ないなら原発に反対するな」発言(2) 

昨日に引き続き、2015年4月21日配信の「本と雑誌の知を再発見『LITERA』」(田部祥太氏)から「武田鉄矢氏の発言」について、転載させていていただき紹介します。(サイト管理者)



 しかも、笑ってしまったのが、今回、武田がその脅しに「エアコン」でなく「テレビ」をもってきたことだ。テレビが1日6時間放送をやめる覚悟がないなら原発再稼働反対をいうべきではない、だと? この男はエラソーに「経済的事情」などといいながら、何もわかっていないらしい。テレビが24時間放送をやめればいい、というのは反対派も口にする主張だし、推進派もよく、原発がなければ、コンビニが24時間営業している便利な生活ができなくなる、などと脅しているが、これはどちらも間違い。そもそも、深夜帯は電気が余っていて、テレビが放送をやろうがやるまいが、コンビニが営業しようがすまいが、なんの関係もないのだ。

 もし、そうではなく、昼間、テレビ放映がなくなってもいいという覚悟が必要だと武田が言うなら、逆に言ってやろう。どうぞどうぞ、と。

 電力需要が高まる午後のテレビのラインナップを見てみればいい。各局とも、どうでもいい内容の情報番組やくだらないワイドショーばかり。しかも、結局は『相棒』の再放送が視聴率トップをとっているような状態だ。一方、BS局は全局、通販ショッピング番組を流し続けている。こんなものがなくなって誰が困るというのか。困るのは、テレビ局とあんたら芸能人だけだろう。

 ようするに、武田は自分たち芸能人がテレビ番組に出られなくなるから、テレビ局の収入が減ってギャラが削られるから、軽々に反原発とか言うな、と脅しているだけなのである。なんだよそれ。

 しかも、武田がタチが悪いのは、「原発嫌いなら嫌いって、最初から裁判官にも言ってほしいですよね」などと述べ、あたかも樋口裁判長が好き嫌いで判決を下したかのような印象操作を行ったことだ。

 武田は樋口裁判長がどういう状況に置かれてこの判決を下したのか、知っているのか。樋口裁判長は昨年5月、大飯原発3、4号機の運転差し止め訴訟も担当して、原発の運転を認めない判決を下している。その結果、今年3月の異動で名古屋家裁へ左遷されるという、報復人事を通告されていたのである。

 福井地裁で判事をつとめていた樋口裁判官のキャリア、そして定年まであと3年という年齢を考えれば、次は名古屋高裁の陪席というのが通常のコースだった。ところが、原発再稼働を認める最高裁判所の方針に逆らった結果、家裁という明らかな下級裁判所への降格を言い渡されたのだ。

関西電力はこの左遷人事を知って、判決を別の裁判官に出させようと、裁判官の交代を求める「忌避」を申し立て、裁判の決着を4月以降へ引き延ばすことをはかっていた。これに対して、樋口裁判長が裁判所法28条「裁判官の職務の代行」を使って左遷後も審理を担当し、今回の判決にこぎつけた。

 今回の判決は樋口裁判官が自分の身を捨てて裁判官としての良心を貫いたものなのだ。それに比べて、テレビという既得権益を守ることしか考えていないくせに、もっともらしい口調でデタラメを語る武田のなんと品性下劣なことか。

 ところが、こんなお粗末な主張に対して松本人志も東野幸治もまったく批判しない。それどころか、東野は「同じ、同じね」、松本は「これは問題視されていましたもんね」などと、同意する始末だ。さらに、この武田発言を伝えるネットニュ―スも同様で、あたかも、武田がコトの本質をわかっている大人の意見の持ち主であるかのようなトーンで報道している。

 しようがない。今さらだが、連中が信じ込んでいるらしい「経済的な事情で原発は必要」という主張がいかに欺瞞に満ちたものかを改めて指摘しておこう。

 というか、彼らの脅しの最大の根拠になっている「原発がなくなったら、電力が足りなくなる」という論理については、もはや解説の必要すらないだろう。今現在、日本では1機の原発も稼働していないが、電力が足りなくなったことはもちろん、ピンチになったなんていう話すらない。今後も省エネ技術やLEDの普及が進めば、電力の需給バランスはもっと安定するはずだ。

 こういうと、電力会社や原発推進派は「コストの問題だ」「再稼働しないと電気料金はどんどん値上がりする」と脅しをかけるが、これもデタラメだ。今月4月の電気料金は多くの電力会社でむしろ下がっている。これは原油安が進んで火力発電に使う燃料の輸入価格が下落したせいだが、大方の市場関係者はむしろ、これまでの原油価格が高すぎただけだと指摘し、アメリカで起きているシェールガス革命などの影響で、原油価格はこれから長期的に安くなると見ている。
(つづく)


【出典】2015年4月21日配信「本と雑誌の知を再発見『LITERA』」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

武田鉄矢の「テレビ放映を短縮する覚悟ないなら原発に反対するな」発言(1) 

フジテレビの「ワイドナショー」に出演した武田鉄矢の「テレビ放映を短縮する覚悟ないなら原発に反対するな」発言について、ツイッターなどで物議をかもしています。このことに対し、2015年4月21日配信の「本と雑誌の知を再発見『LITERA』」(田部祥太氏)が「高浜原発再稼働差し止め判決で原発推進派がヒステリー! 武田鉄矢の『テレビ放映を短縮する覚悟ないなら原発に反対するな』発言を嗤う」と題して批判していますので、転載させていていただき紹介したいと思います。(サイト管理者)


※ 以下、転載はじめ↓

 
<高浜原発再稼働差し止め判決で原発推進派がヒステリー!
武田鉄矢の「テレビ放映を短縮する覚悟ないなら原発に反対するな」発言を嗤う>



 今月14日、福井地裁が高浜原発3・4号機に運転差し止めの仮処分決定を下した。高浜原発3・4号機は原子力規制委員会が新規制基準に適合していると合格判定を出していたが、樋口英明裁判長は「新規制基準は緩やかすぎて、これに適合しても安全性は確保できない」とした。

 高浜原発の脆弱さは以前から指摘されており、普通に考えればじつに真っ当な審判が下っただけだが、原発推進派や保守系メディアはこれに大慌てで、一斉に樋口裁判長へのバッシングを叫んでいる。

「ゼロリスクを求めた非現実的なものだ」(「読売新聞」社説)「奇矯感の濃厚な判断である」(「産経新聞」主張)「専門家の発言に耳を傾けない姿勢は、まさに司法の暴走だ」(「産経WEST」関西の議論)

 そして、この列に加わったのが、松本人志がご意見番をつとめる『ワイドナショー』(フジテレビ系)と、同番組にゲスト出演した金八先生でおなじみ、武田鉄矢だった。


『ワイドナショー』は19日の放送で、高浜原発の裁判をニュースとして取り上げたのだが、レギュラー解説者の犬塚浩弁護士が「この裁判官は安全基準に対して大変に厳しい判断を下す」「電力会社側からは非常に不満の多かった、反論する機会を十分与えてくれない(裁判官)」「裁判官のある種の方向性が出た事件」と、まるで関西電力の言い分を代弁するかのような、解説を加える。

 すると、MCの東野幸治から質問をふられたゲストの武田鉄也がこうかぶせてきたのだ。

「原発が危険である、一旦事故が起こると取り返しのつかないことになってしまう、それはもう日本国民全員が懲りてる、っていうか十分知ってるわけですよね。だから原発は止めてしまおう、というのがもっとも正しい答えなんですけども、もっとも正しい答えのまま振る舞えない経済的な事情ってやっぱりあるわけじゃないですか。ですから“差し止め万歳”っていうふうに簡単にいきませんよね」

 さらに勢いづいた武田は、こう続ける。

「たとえば、私どもはテレビ局で仕事しておりますけど、テレビ局にやっぱり電力を消費しないために1日6時間、放送をやめるとかっていう覚悟が各局にあるかとか、そういうことまでも込みで考えて原発再稼働を認めずというような決心をすべきであって、国は間違ったことやってるぞ、はんたーい!という、そういう単純な話ではもうなくなったような」

あ~あ、またいつものヤツである。文明社会の恩恵を享受していながら原発に反対するのは無責任だとか、原発が再稼働できなかったらエアコンを使うなとか、原発推進派はこれまでも必ずこういう論理を持ち出して、反対意見を封じ込めてきた。しかし、原発か文明的な生活を捨てるかの二者択一しかないわけがなく、これこそ話の単純化、幼稚な脅し、にすぎない。
(つづく)


【出典】2015年4月21日配信「本と雑誌の知を再発見『LITERA』」


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

福島第一は今、どうなっているのか、「メルトアウト」しているのではないか?(2) 

昨日に引き続き、2011年7月8日(金)「現代ビジネス」経済の死角に紹介された「FRIDAY」( 2011年7月15日号)より、福島第一原発事故の「メルトアウト」の疑惑に関する記事を転載させていただき、ご紹介します。


※ 以下、転載はじめ↓


 メルトアウトによって撒き散らされる放射性物質は、より猛毒なものとなる。地下から地表に溢れ出た汚染水の中には、半減期が8日のヨウ素や2年ほどのセシウムなど、水の上部に溜まりやすい軽い放射性物質が多く含まれる。だが地下から漏れ出るのは、半減期が29年ほどのストロンチウムや2万4000年にもなるプルトニウムなどの放射性物質だ。特にプルトニウムは、人体に入ると50年にわたり内臓を破壊し続け、〝最悪の放射性物質〟と言われる。中部大学総合工学研究所教授で、元内閣府原子力委員会専門委員の武田邦彦氏が語る。

「地下から流れ出るのは、プルトニウムなどの水の下部に沈殿しやすい比較的重い放射性物質です。核燃料が地下に浸透していれば、こうした超猛毒の物質が海や川、池、湖、井戸など、地下水脈が行き着くあらゆる場所にたれ流されます。ただし、地下は放射線量が高過ぎて人間は近づけないため、誰も現状を正確には把握できていないでしょう」


■「安定的」なのに遮蔽壁建設

 東電は、溶融した核燃料が現在どのような状況にあると考えているのだろうか。東電はメルトダウンを認めはしたが、その回答は説得力に欠けるものだった。

「分析の結果、1号機の燃料が溶融し圧力容器底部に落下したという評価になりました。現在は注水により安定的に冷却されており、今後大規模な放射性物質の放出につながる事態は起こらないと考えています。2号機、3号機についても、同様の分析を進めております。原子炉内の具体的な状態については不明です。格納容器に穴が開いているのではというご指摘についても、現在調査を進めている最中で今後ご報告いたします」(広報部)

 要は、核燃料は「安定的に冷却されている」と主張しておきながら、メルトスルー、メルトアウトの可能性については、詳しいことは何も分からず「調査中」だというのだ。しかも東電は、そう答える一方で、原子炉建屋地下の地中深くまで伸びる遮蔽壁の建設を検討している。

「設計に着手しています。汚染された地下水を遮蔽するために、建設を予定しているところです」(同前)

 前述したように、小出氏は「核燃料が直撃した地下水の流出を防ぐには、遮蔽壁を作るしかない」と警告している。起こっているかもしれない最悪の事態について自らの口で言及しようとはしないが、東電はメルトアウトの可能性を認識し、対策に動き始めているということではないのか。福島第一原発で働く、協力会社の社員の一人が明かす。


「6月に入ってから、東電の動きが怪しいんです。それまではJヴィレッジ(福島県楢葉町にある原発事故の前線基地)に、各原子炉建屋の日ごとの状況がボードに張り出されていました。しかし最近では、そうした報告がまったくありません。元請け(親会社)の所長に聞いても『東電からは原子炉建屋は危険だから絶対に入るなと注意されるだけで、急に口が重くなった』と要領を得ない。作業員たちは『東電は原子炉内で何を企んでいるだっぺ』と、訝しがっているんです」

 人間が入ることのできない福島第一原発の地下で、人類が遭遇したことのない恐怖が進行しているのかもしれない。


【出典】「現代ビジネス」経済の死角  2011年7月8日(金)「FRIDAY」( 2011年7月15日号より)


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

福島第一は今、どうなっているのか、「メルトアウト」しているのではないか?(1) 

福島第一原発事故から丸4年が経過した2015年4月初旬、2号機の格納容器内の温度が急上昇したり、4月29日には白い水蒸気のようなものがライブカメラの映像で確認されたり、その数日前には原発周辺で放射線値が100倍に急上昇したという報告もあるなど、異常な現象が起きていて、デブリがコンクリート床も突き抜けて「メルトアウト」してしまっているのではないかとの憶測も流れました。
そこで、事故直後の懸念としてどんなことが心配されていたのか振り返る意味で、2011年7月8日(金)「現代ビジネス」経済の死角に紹介された「FRIDAY」( 2011年7月15日号)より、福島第一原発事故の「メルトアウト」の疑惑に関する記事を改めて転載させていただき、ご紹介したいと思います。


※ 以下、転載はじめ↓


<メルトアウト「核燃料」地下水直撃の恐怖!
メルトスルーを超える最悪の事態>

東電はこの可能性を隠していないか
!



「循環冷却システム」ばかりに目を奪われている場合ではない! 溶融した燃料は今どうなっているのか。原子炉建屋の地下で〝起こりうる恐ろしい現実〟を専門家は知っていた

 東京電力が、福島第一の「循環冷却システム」(注)の稼働に躍起になっている。

 6月27日の政府・東電統合対策室での会見の冒頭、細野豪志首相補佐官(現・原発事故担当相)は「冷却機能の安定化という目標に近づいた。大きな一歩だ」と、6月18日以来停止していた冷却システムが、同日夕方4時20分に再開したことに胸を張った。だが会見の終了間際、東電の松本純一原子力・立地本部長代理が伏し目がちに、「お知らせがあります」と楽観ムードに水を差す報告をする。

「ホースの継ぎ目から漏水があり、午後5時55分に注水を停止しました・・・」

 再開から、わずか90分。東電が〝起死回生の策〟と期待する冷却システムは、またしても頓挫してしまったのだ。翌28日に冷却システムは再び稼働し始めたが、いつになったら安定するのだろうか。

「突貫工事で作られたシステムなので、予想もしないトラブルが今後も繰り返されるでしょう。特に余震が心配です。冷却システムは、全周約4kmにわたって配管が延びています。その中を、核燃料の溶融物を含んだ大量の高濃度汚染水が流れるのです。もし大きな余震で配管が破損したり連結部分のネジが緩むなどすれば、広範囲に放射性物質がバラ撒かれることになります」(技術評論家・桜井淳氏)

 桜井氏の指摘通り、冷却システムの安定化までには予測不能な障害が、これからも発生するだろう。だが、事態はさらに深刻だ。想像を絶する〝恐ろしい現実〟が、原子炉建屋地下の奥深くで起きているかもしれないのである---。


(注)「油分離装置」や「吸着装置」、「除染装置」、「淡水化装置」などの各工程(4ページ?の写真参照)を通して、放射性物質を汚染水から取り除くシステム。低濃度になった水は、核燃料の冷却のために使用される



6月7日に公開した国際原子力機関(IAEA)への報告書で、政府は1~3号機で「溶融貫通」している可能性を認めた。これは、炉心溶融(メルトダウン)した核燃料が、原子炉圧力容器を突き抜け、さらに外側の格納容器にまで流れ落ちてしまう「メルトスルー」という状態だ(右の図参照)。

 だが「福島第一はもっと絶望的な状況にある」と指摘するのは、京都大学原子炉実験所の小出裕章助教である。

「溶けた核燃料であるウランの塊=溶融体が、格納容器の底をも破り、原子炉建屋地下のコンクリートを溶かして地面にめり込んでいるのではないかと考えています。核燃料の炉心部分は、2800℃を超えないと溶けません(現在の温度は高い放射線量のため測定不能)。溶融体の重量は100tにもなります。圧力容器や格納容器の鉄鋼は1500℃程度で溶けてしまいますから、溶融体は原子炉建屋地下の床に落ちているはずです。その一部は地下の床を浸食し、一部は汚染水に流され周囲の壁を溶かしているでしょう」

 これは核燃料が原子炉建屋の外部に直接漏れ出て、周囲に超高濃度の放射性物質を撒き散らす「メルトアウト」と呼ばれる最悪の状態だ。小出氏が続ける。

「もし溶融体が地下水を直撃していれば、いくら循環冷却しても放射性物質の拡散は防ぐことはできません。地下水の流れを止めない限り、周囲の海は汚染され続けるのです。汚染を防ぐためには、原子炉建屋の地下の四方に遮蔽壁を作るしかないでしょう。溶融体や汚染された土壌と、地下水の接触を断つのです」

 原子炉の構造的に見ても、メルトアウトが起きている可能性は高い。解説するのは、元東芝の原子炉格納容器の設計技術者だった後藤政志氏だ。

「圧力容器の鉄鋼の厚さは、十数cmもあります。一方の格納容器の厚さは、20~30mmしかありません。また圧力容器は70気圧にも耐えられるように設計されていますが、格納容器の設定は4気圧です。もし圧力容器を溶かすほどの核燃料が漏れ出たら、格納容器はひとたまりもない。ましてや原子炉建屋地下のコンクリート壁などは単なる覆いであって、超高温の溶融体を防ぐことはできないのです。

 そもそも圧力容器も格納容器も、炉心溶融することを前提に作られていません。すでに設計上、破綻しています。ですからメルトダウンして何の対策も採らなければ、溶融体が圧力容器から格納容器を突き抜け、原子炉建屋地下の床に溶け出てしまうのは時間の問題なのです」
(つづく)


【出典】「現代ビジネス」経済の死角  2011年7月8日(金)「FRIDAY」( 2011年7月15日号より)


■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda

[edit]

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

アクセスカウンター